所ジョージさんがCMキャラクターになっているOS-1
ご存知のように経口補水液です。
あなたも1度は手にされたことがあるんではないでしょうか?
ドラックストに行けば置いてありますので、手軽に買うことが出来ますね。
しかしこのOS-1、飲みすぎてしまうと身体に良くない影響が・・・
どのような時に、どうやって飲むのが正しいのかをご紹介します。
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電解質って何?
OS-1は、電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液です。
出典 http://www.os-1.jp/products/os1/
とありますが、そもそも電解質とは何なんでしょうか?
人の体はおおよそ50~80%の水分で出来ています。
この体の中の水は
・栄養素や老廃物をスムーズに運ぶ
・体内環境を維持する
といった働きをしています。
そしてこの水の働きを助けてくれるのが、「電解質」です。
この電解質には体のなかにあるナトリウムも含まれていて、
汗をかくとこのナトリウムも一緒に失われてしまうんです。
汗がしょっぱい!と感じるのはこれだったんですね。
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OS-1はスポーツ時に飲んでいい?
スポーツをするときは、汗をかきます。
多量の汗でない限りは、スポーツドリンクで十分です。
スポーツドリンクにも電解質は含まれていますし、飲みやすいように工夫されていますが
糖分が多めです。
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OS-1はいつ飲む?
多量の汗を流したり、下痢・嘔吐・発熱などで体内の水分が大量に失われてしまうことを
脱水症状と言います。
この脱水症状時にこそ、OS-1を飲みます。
糖分が少なく電解質の多いOS-1を飲むことで、身体から失われてしまった水分や電解質を
速やかに補給することが出来るのです。
長男が下痢・嘔吐・発熱で脱水症状になった時、病院に着くまでスポーツドリンクを
飲ませていました。
脱水症状と分からなかったからです。
脱水症状と診断が下り、医師から言われたのは
「今すぐ、OS-1を飲みなさい。スポーツドリンクではダメです。」
点滴と並行してOS-1を飲ませたら、長男は「ずいぶん楽になった」と言っていました。
また、500mlのOS-1は1時間ほどかけて、おちょこ1杯分程度をチビチビと飲む
冷やしすぎたOS-1ではなく、常温のものが良いです。
OS-1は塩分が多い
人が1日に摂取する塩分量は5gです。
これは世界保健機関(WHO)が定めたものですが、
日本では
18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満、
18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満という目標量です。
ラーメンや天ぷらそばなどを外食で食べる場合の麺類の塩分はおおよそ4~6g。
梅干し1個でも2gの塩分です。
そして500mlのOS-1には約1.5gの塩分が含まれていますので、
ラーメン+梅干しおにぎり+OS-1=9.5g
約9.5gの塩分を摂取することとなり、WHOが定めた1日の摂取量の
約倍になってしまいます。
脱水症状の予防になる?
OS-1に代表される経口補水液は
「脱水症状になったときに飲むもの」とされています。
私は以前フルマラソンを走る前に、何の知識もなかったので、
脱水症状の予防としてOS-1をガブガブと飲みました。
飲んだ時は脱水症状でもありませんし、体は正常でしたのでお腹をひどく壊しました。
そしてフルマラソンはトイレを探す旅となってしまったのです。
OS-1は
脱水をしないための予防の飲料ではないのです。
身をもって経験しました。
まとめ
OS-1は電解質が多いため、脱水症状時には優れた効果を発揮します。
しかし水やお茶代わりに飲むと塩分過多になり、下痢などの症状が出てきたりします。
もしも脱水症状になってしまったら、常温のOS-1を時間をかけてゆっくり飲む!
というのが効果的です。
予防のための飲み物ではない!ということですので、健康時には他の飲み物を飲みましょう。